ラノベ新人賞のカテゴリーエラーって何?

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カテゴリーエラーとは

ライトノベルなどの小説新人賞で、レーベルの想定するジャンル・読者層からズレている作品が落選することを意味します。
『カテエラ』と略されることもあります。

極端な例を挙げれば、ラブコメばかりのレーベルに『おっさんしか出てこない推理小説』を送っても受賞しません。
このページではカテゴリーエラーを未然に防ぐ方法について解説していきます。

カテゴリーエラーを防ぐには

まず自分の作品を知る

まずは自分の作品がどういったジャンルなのか、特徴などを知る必要があります。
ラブコメなのか、ファンタジーなのか、シリアスなのか、女の子がいっぱい出てくるのか、それとも出ないのか。
出来るだけ書き終えてから全体的な印象で考えた方が賢明です。

次に応募するレーベルのカラー(特徴)を知る

レーベルは無数に存在しています。
好きな作家の居るレーベル、憧れの大手レーベル、全く知らないレーベル…
どんなレーベルでも出版される刊行物にはそのレーベルそれぞれの特徴(レーベルカラー)が表れます

タイトルやあらすじを見ればどんなジャンルの作品であるかがある程度分かりますので、
書店やネットなどで新刊一覧を3ヶ月程度くらい遡って確認しましょう。
試し読み等があるならしてみても構いません。

以下の記事でも書きましたが、前年度の受賞作を読んでみるのも吉です。
どのような作品を受賞させるレーベルなのかが一目瞭然となります。
出来るだけ自分の作品に合ったレーベルに送りましょう。

そもそも自分の作品はライトノベルなのか

極論を言ってしまえばどんな話でもライトノベルになり得る可能性を秘めています。
また、レーベルの色に合ったものを送るべきとは言うものの、
いくらレーベルを分析しようにも、自分の作品が前例の無いようなものだと判断が難しいこともあります。

やはりそういった場合、
ライトノベルにおいては「分かりやすさ」と「対象読者への意識」その2つが最重要だと当サイトは考えています。
まず内容が中高生などの若者でも容易に理解できること。
そして内容が中高生などの若者が興味を持つようなものであること。

これらをクリアしていれば自分の作品がライトノベルだと判断して充分かと思います。
ライトノベルの定義は以下の記事でも語っています。

面白ければ問題ない?

また、身もふたもない話ではありますが、面白ければ何であろうが問題ないという考えもあります

とはいえ、最初からSFを書く等と分かっているならそういうレーベルに応募するのが適切です。
無理にライトノベルにこだわる必要はありません。

例えばSFの場合、
こだわりたいのであれば最低限でも普段は興味のない人にも理解しやすいようにキャッチーで分かりやすいように務める必要があります

映像化した時のイメージで考える

「ライトノベルはあまり読まないけど、書こうとしているものがライトノベルかもしれない」という人は少なくありません。
そういった場合の簡単な判断基準として役立つのが、
頭で想像した時(映像化)にアニメと実写ドラマどっちの方がしっくり来るか、という観点です。

基本的にライトノベルはアニメや漫画とのメディアミックスが多く親和性が高いので、
判断方法のひとつとして目安になるかと思います。

カテゴリーエラーは都市伝説!?

実は新人賞ではジャンル不問とされていることがあります。
そのため面白ければどのようなものでも受賞する可能性がある一方で、
読者を意識していること』が大前提のものとなっています。

作品に合ったレーベルに送るのはもちろんですが、
そもそも読者が読んで面白いと思えるような作品でなければ、どこでも受賞出来ないのです。
ここまでカテゴリーエラーを未然に防ぐ方法について解説してきましたが、
結局は作品そのものの面白さと読者への意識が最重要となります。

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