小説を書く上での「てにをは」の使い方は気を付けなくてもいい?

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そもそも「てにをは」の意味ってなに?

「てにをは」とは「助詞」のことです
詳しくは以下の記事で解説してあります。

助詞とは

助詞とは、単語の後に置くものです
そのため、大和言葉で助詞のことは「あとことば」と呼ばれていました。
私はらのもきゅです。という一文だと、「私」という単語に対しての「は」が助詞に当たります。
助詞はそれ単体では意味を持ちませんが、
これによって文意が変わり、文章のニュアンスや雰囲気、はたまた意味までもが変わってくる何気に重要なものです。

らのもきゅです。
らのもきゅです。
らのもきゅです。
らのもきゅです。
らのもきゅです。
らのもきゅです。

うじゃうじゃありますね。

助詞(てにをは)では何を気を付けるべきか

実は結論から言うと何も気を付ける必要はありません
これはそもそも誰にでも身に付いているものです。
ほんっっとうに説明するまでもないですが、詳しい解説は後述しますのでまずは例文をご覧ください。

例1
A 俺は今から用事あるから約束事出来ない。
B 俺は今から用事あるから約束事出来ない。
例2
A 私は友達関係を終わらせて恋人なろうと彼に告白した。
B 私は友達関係を終わらせて恋人なろうと彼に告白した。

解説

言うまでもないですね。
例1例2のAは何言ってんだこいつ状態です
普通の日本人なら助詞(てにをは)なんて問題ないです。
例文のように違和感のある文章になってしまいますので、必ず気付きます
言ってしまえばこれは「おまえ日本語できるか?」と言っているようなものです。
そりゃ出来ますがな。
助動詞についても概ね同じことが言えます。

まとめ

助詞(てにをは)によって文意やニュアンスを変えることは可能ですが、
そもそも書こうと思った文章の意図に沿って書いていけばまず間違うことはないですし、特に工夫する必要も余地もありません。
強いて言えば推敲などの際に気を付けて見直すくらいですね。
やはり人間なので間違えてしまうこともありますので。

また、文意を変える場合は文章そのものの構成を考え直したり組み換えたりした方が適切です。
その際にも助詞(てにをは)は勝手に変わりますので、やはり小説を書く上で気を付ける点は特に見当たりません。

番外編 意図的に助詞を間違えて崩す、無くす

これは応用的な使い方ですが、助詞(てにをは)というものは外国人の方には非常に理解しづらいそうです。
英語のようにある程度の規則性があれば理解しやすいと思うのですが…
細やかな表現が可能な日本語ですが、そのような弊害もあったりします。

そのため、これを逆手に取って日本語が苦手な外国人のキャラなどで活用できます
セリフで助詞(てにをは)を崩したり無くすようにすれば簡単にそれっぽくなります。
さらにセリフの一部をカタカナにする等を行うのも良いでしょう。
他にも日本に来た異世界人や、異世界におけるカタコトで人の言葉を喋るモンスターなどでも使えそうです

A 「私、トイレ、行く」
B 「私チョット、トイレで行きたいデス!」
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