オマージュの意味や使い方って? 他との違いも解説
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オマージュとは

オマージュとは、影響を受けた作品と同じような印象を受ける自分の作品を作ることを指します。

厳密にオマージュを定義すると、
元の作品に影響を受けたと分かるように書いてはいるが、細かな差異は異なっており、また、類似点は1つ程度であること
となります。

また、オマージュはその性質としてギャグやコメディ部分とは著しく相性が悪く、合いません。
基本はシリアスな部分との親和性が高いように思います。

パロディやインスパイア、盗作などとよく混同されがちなオマージュですが、それぞれ後半で詳しく解説していきます。

オマージュの使い方

作品の一部での使用が基本となります。
オマージュされる部分はストーリーの展開や流れ、大まかな筋などがポピュラーです。

オマージュ元の作品を知っている人が見ても容易に気付くことが出来、それでいて楽しめるように作り込んでいく必要があります。

また、大まかな流れは一致しているが細かな部分は違っており、「結果的に別物である」というのが理想的なオマージュの仕方です。

それでは具体的な例を交えて解説していきます。

オマージュの具体的な例

魔法少女まどか☆マギカを例に挙げ、似ている部分のみピックアップしています。
解説は後に行います。

例A オマージュ元の既存作品(魔法少女まどか☆マギカ)
  • 時を戻す能力を持った魔法少女が一人の少女を助けるために何度も過去へ戻る
例B オマージュ作品
  • 科学が発達した世界。悪魔との戦いに友人が巻き込まれ、亡くなってしまう
  • 魔法少女が一人の少女を助けるために過去へ戻る
  • しかしタイムマシンの試作機で行き着いた先は平行世界。座標がずれてしまっていた
  • 何もかもが微妙に違っており、この世界は科学が遅れていただけでなく、魔法少女すら存在していなかった
  • タイムマシンは規格違いでエネルギーの充電が出来なくなってしまい、戻れない
  • だが目的の少女は魔法少女になっていないため生きていた
  • 複雑な気持ちの最中でふと安堵する主人公。しかしこの世界に居ないはずの悪魔の気配を察知してしまう。嫌な予感が脳裏に浮かび、額に汗が流れた

解説

『魔法少女が一人の少女を助けるために過去へ戻る』という共通している点から、魔法少女まどか☆マギカのオマージュであることが分かると思います。

また、魔法少女の能力で時を戻しているわけではなく、何度も過去へ戻るわけでもありません。
その後の展開も大きく違っており、別物となっています。
以上のように、

  • 影響を受けたと分かる
  • 似ている点はあるが1つ程度で盗作とは言い難い
  • 細かな部分が異なっている
  • その後の展開に類似点がない

といったものがオマージュとして最も適切です。

しかし、これがもしも
「魔法少女の能力で過去へ何度も戻る」「仲間の魔法少女が頭を食われて死ぬ」
「主人公は三つ編みで中学生で黒縁メガネ」「少女が魔法少女にならないように画策する」
などなど、オマージュ元作品との類似点が複数あれば紛れもなく盗作です。
ですので、当サイトではオマージュの定義に類似点が1つ程度であることを条件にしています。

あくまでもオマージュは元の作品の印象を与える程度に抑えておくのが無難だと覚えておきましょう。

オマージュと他との違い

ここからは関連する語句や誤解しやすいものとの違いを解説していきます。

盗作との違い

これまでに解説してきた通り、オマージュというものは元の作品そのものを全く同じまま使うという意味ではありません
あっても1つ程度が関の山であり、それ以外はオリジナルの創作へと推移していくのが普通です。
これに対して盗作の場合、類似箇所が3点以上あることが目安となります。
大抵の場合はオリジナルが書けないからゆえに盗作をするので、類似箇所が多くなってしまう傾向にあります。

また、オマージュは元の作品を知っている人が見たら分かるように書かれているのが通例ですが、
盗作はその逆でバレないように小手先の改変を行うパターンか、そっくりそのままという杜撰なタイプが多いかと思います。

ところで盗作かオマージュかの議論では、しばしばリスペクト(尊重されている)かどうかが争点に挙がることがありますが、それは重要ではありません。
もう既に話した通り、過程の話でなく結果的に作られた作品がどうであるかが重要です。

そのほか盗作に関してはこちらの記事をご覧ください。

インスパイアとの違い

インスパイアの意味は「影響を受けた作品の一部を元に、アイデアを思い付いたり自分の作品を作ること」です。
そのためインスパイアされた結果、オマージュになってしまうことも珍しくありません。
オマージュとインスパイアの違いは一見すると非常にややこしいのですが、以下の二つの違いに着目すれば区別は容易です。

製作方針の違い

違いの1つとして製作方針の違いがあります。
インスパイアは元作品から着想を得てオリジナル作品を作ることが前提であるのに対し、
オマージュは意図的に元作品と同じような印象を与えることを目的としています

影響を受けた作品の特定が容易

また、オマージュは影響を受けた作品の特定が容易であることも特徴として挙げられます。
対してインスパイアは元作品の原型すら存在しないレベルになってしまうことも。

そのほかインスパイアに関してはこちらをご覧ください。

パロディとの違い

パロディとは、パロディ元の作品のセリフや単語、設定、ストーリーの流れなどの一部を改変または引用をすることを指します。

オマージュとの違いは単純です。
パロディは作品の一部をそのまま引用という形で使います。

これに対し、オマージュはパロディと違って元の作品の一部をそのまま使うということは基本的にありません。
これは盗作との違いで解説した点と概ね同様です。

また、パロディはギャグやコメディ以外での使用が難しいということも特徴です。
パロディに関しては詳しくは以下の記事を参照してください

関連記事

記事中にあったまとめ記事なども含め、関連記事をまとめました。

盗作に関してはこちら

盗作の詳しい定義についてはこちらをご覧ください。

パロディに関してはこちら

パロディの参考例と共に、盗作との違いについても解説していきます。
パロディとオマージュとの違いも解説します。

インスパイアに関してはこちら

インスパイアの結果、オマージュに類する場合もあるためこちらの記事で解説しています。

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