ラノベにエロ要素は必要なの?
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ライトノベルのエロ要素とは

ライトノベルにおけるエロ要素として真っ先に挙げられるのは、サービス展開(お色気展開、お色気シーン、サービスシーンなどとも)かと思われます。
これは随所で見られる伝統的なものでもあります。

一例としては入浴、シャワー、着替え、何らかの原因で肌の露出が増える展開(戦闘で服が破ける、紋章が下腹部にある等)などが該当します。

アニメであれば水着回だとか温泉回に該当するものです。
サービス展開とは、ストーリーの本筋と関係のない箸休めとしての役割があります

純粋にエロの訴求力に頼るという側面もあります。
今や際どいイラストが表紙を飾ったライトノベルは多数出版されていますし、
サービス展開やそのシーンの絵が目的の読者が居たりするくらいです。
ライトノベルにおいて、シリアスな作品でもギャグな作品でもちょっとした合間にサービス展開を挟むこと自体は珍しくありません。

さて、そんなライトノベルのエロ要素ですが、
結論から言ってしまうと必ずしも必要というわけではありません。

以下で関連する事柄をそれぞれ解説していきます。

ストーリーにおけるサービス展開の扱い方

無理にサービス展開を書く必要はない

前述した通り、
ライトノベルにエロ要素(サービス展開)は必ずしも必要というわけではありません

というのも、そもそも作品に合わない描写は読者を冷めさせてしまう一因にもなるからです。
箸休め展開のつもりのサービス展開がゴリゴリの違和感と不自然さしか生まないのであれば、書かない方がマシです。

ただ、エロの訴求力というものは強いので、うまく組み込める自信があるのであれば書いてみるのもいいでしょう。
書く場合は下記の記事で解説したように、未成年でも見られる内容を目安に書きましょう。

冒頭でサービス展開はNG

冒頭でNGと言えば「世界観の歴史を語る」などもそうですが、
冒頭でのサービス展開と共通している事があります。
それは『まだこの段階では早すぎる』という点です。

いくらエロの訴求力が強くても、
どこの誰かも分からないキャラクターがエロいことしてても読者は興味ありません
どういう話なのか、そしてどういうキャラクターなのか等といった前提情報が無ければ意味がないのです。

それでも健全な日本男児であるならば多少は気にはなりますが、
前提情報が無いまま話を進められても退屈ですし、引かれてしまう可能性すらあります。

うまく話やキャラなどの前提情報を交えながら冒頭でサービス展開を行えるのであれば問題ありませんが、
そのような場合は元々エロい話がメインでないと成立しづらいでしょう。

サービス展開を多用しすぎない

元々そういうエロい話が売りなのであればともかく、
特に意味もなくサービス展開を多用することは止めましょう。

本来の役割はストーリーの本筋と関係ない箸休めとしての役割です。
箸休めばっかりしていては本末転倒です。

過度な描写に注意

上の記事でも取り上げたように、
サービス展開と言えども過度な性描写は推奨できません。

ライトノベルという媒体であり、未成年から大人まで幅広い読者層の方が読むことを想定すると、
健全な範囲での描写が推奨されます

当サイトとしては、

  • 直接的な性行為や性器に触れるといった描写はNG
  • 胸を揉む、キス、ハグなど体が触れ合う程度が限度
  • 性描写は長すぎるとNG

というように考えています。
あまりに濃厚で生々しすぎる描写だとしても、これらの条件をクリアしていれば問題は無いかと思います。
具体的な性行為などの描写はぼかす(いわゆる朝チュン)など浅い表現で済ますようにしましょう。

商業作品では例外的に性描写の多い作品もあったかと思いますが、
わざわざ数少ない例外に自らなりに行こうとするのは難しいので参考にするのは止めておきましょう。
過度な性描写が好きな場合はライトノベルに留まらず、成年向けのレーベルを視野に入れて書くのも良いでしょう。

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