どういった小説が盗作になるの? 盗作疑惑の例や問題点を解説
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創作におけるパクリや盗作の定義

具体的な例は次の見出しで後述します。
既存作品から下記のいずれかが3点以上、盗作の疑われる該当作品に類似した箇所があれば盗作の可能性があります

  • ストーリー(構成、目的など)
  • キャラクター
  • 設定
  • そのほかストーリーの展開や会話などでの細かな一致

ストーリーや設定は個々で見るとありふれた内容でも、
それらが既存作品と同じように集まっていれば言い逃れは出来なくなります。

しかし、そうは言っても分かりにくいと思います。
詳しくは後述の具体的な例を見てみましょう。
(若干のネタバレを含みます)

なお、あくまでも当サイトにおける見解ということだけは留意しておいてください。
実際には裁判をやってみないと分からないレベルの問題はゴロゴロ転がっています。

盗作疑惑の例

簡易的に表すため、ストーリー等は盗作疑惑となり得る該当部分のみを箇条書きです。
解説は後に行います。

例A 既存作品(魔法少女まどか☆マギカ)
  • 時を戻す能力を持った魔法少女が一人の少女を助けるために何度も過去へ戻る
  • 主人公は中学生で、過去に三つ編みでメガネをしている時期があった
  • 最終的にどうしても一人の少女を助けることは出来なかったが、
    他の魔法少女達は救われる形となり、普段の日常に戻ってエンド
例B 該当作品(盗作疑惑の例)
  • 時を戻す能力を持った魔法少女が仲間の魔法少女達を助けるために何度も過去へ戻る
  • 主人公は高校生で、常に三つ編みでメガネをしている
  • 最終的に一人の少女のみを助けることが出来たが、
    諦めず魔法少女を全員助けるため、また過去へ戻ってエンド

解説

例Bの該当作品が盗作として疑われるであろう部分について解説していきます。

3点以上の類似点がある

  • 『時を戻す能力』『魔法少女』という設定
  • 『誰かを助けるために』というストーリーの目的
  • 『何度も過去へ戻る』というストーリー構成
  • 『三つ編みでメガネをしている』というキャラクターの要素

これらは個別であれば何も変哲のない普遍的な要素と言えます。
例えば『何度も過去へ戻る』なんてループものはありふれています。
部分的な要素の一致は特段珍しくもないです。

しかし、類似箇所が多くなると話は別です。
最初に定義した通り、既存作品との類似点が
3点以上のが見つかると盗作の可能性が非常に高まります

『何度も過去へ戻る』『時を戻す能力』だけならまだしも、
『魔法少女』という設定が組み合わされば、
現在では真っ先に『魔法少女まどか☆マギカ』という既存作品が挙げられるでしょう。

要するに既存作品を想起させてしまうような作品は盗作に値するかもしれない、というわけです。

小手先の改変は意味が無い

例Aと例Bの赤線で示している部分のように、『中学生か高校生か』などの細かい差異は意味がありません。
多少を変えたとしても、全体として類似点が多ければ読者に盗作を疑われることとなります。

実際のところ盗作なのかどうか

例Bの場合

今回のケースだと上で定義した通り、3点以上の類似点があるため少なくとも参考にしているのは確実で言い逃れが出来ませんし、多数から指摘されれば盗作だと判断されるでしょう

しかし、最後の展開は独自のものとなっているためそれに限って言えば悪質性は低く、
また、巧妙に細かく変えている部分もあるせいで判断がしづらいため、指摘が少なければ問題にすらならない可能性もあります。

その辺りについては次で解説しますが、
盗作にならない可能性もあるからといってこれが許されるわけではありません。
そもそも、そんな盗作まがいの作品ばかり作っていては実力は上がりません。

盗作についての認識が間違っていたりした場合ならまだしも、理解した上での行為は悪質かつ自分の実力が上がらないので止めましょう。
そういった場合は二次創作とかで実力を上げた方が懸命です。

盗作の問題点

また、現代ではSNSや匿名掲示板などが発達していますし、もしも盗作疑惑にかけられてしまい、問題になれば一瞬で世間からの評価は下がってしまいます。
真偽なんて関係ありません。
いわゆる、『問題になること自体が問題』なのです。

大きな目で見れば些細なことでも、ひとたび問題になってしまえば企業として厳正な対処を臨まなければならないケースは少なくありません。
盗作疑惑をかけられること自体が不名誉であり、避けるべき自体です。

「他の展開や設定もどこかからパクっているのでは」という新たな疑念が生じる等、二次被害も予想されます。

また、盗作に限ったことではなく、問題が炎上騒動にまで発展した場合は多大なる被害が考えられます。
作者の人格の否定、過去のSNSやブログの際どい発言を掘られる、言いがかりのような文句、中傷、社会的信用の低下などなど…

炎上商法や売名だ、むしろ有名になった等と言う人も居ますが、デメリットの方が遥かに大きいのではないでしょうか。

盗作の問題点まとめ

以上のような問題点があるため、盗作は勿論、疑われるようなことは無くすべきなのです。

無論、火の無い所に煙は立たないということわざもあります。
頭のおかしい人が言いがかりをつけるなんてことが無い訳でもありません。

ですが、偶然にも既存の作品と被ってしまったらどうなるでしょうか?
いや、そもそもそんな事はあり得るのでしょうか?

偶然の一致による盗作の可能性

結論から言うと、偶然の一致による盗作は基本的にあり得ないため、不必要に盗作の心配をする必要はありません。

そもそも3点以上も一致することの方が珍しいのです。
説得力や必然性を突き詰めていくと、細かな差異が積み重なって既存作品とは似ても似つかないものになるのが自然です。
それでも一致するとなると、よほど王道でありきたりな部分しか見えていない場合がほとんどでしょう。
大きな部分で言えば被っている作品なんていくらでもあります。

また、知らない作品と奇跡的に被っていたとしても、盗作疑惑回避で多少ずらすことくらいは容易です。

もしも盗作なのかと思って書けないのであれば、そんな思慮は不要なので書いてみましょう。
どちらにせよ、書いてみなければ盗作かどうかなんて誰にも分かりません。

その他、盗作と間違われやすいケース一覧

盗作には該当しないにしても、パロディやオマージュ、インスパイアなど、盗作と間違われやすいパターンは少なからず存在しています。
ここで全て解説したいところですが、それをすると長くなるので記事を分けました。
勘違いしてしまう方も稀に居るので、出来ればこれを期に認識を再確認することをおすすめします。
とはいえ、当サイトの見解ですのであくまでも参考程度にお願いします。

パロディに関してはこちら

パロディの参考例と共に、盗作との違いについても解説していきます。
パロディとオマージュとの違いも解説します。

オマージュに関してはこちら

オマージュの参考例と共に、盗作との違いについても解説していきます。
パロディやインスパイアに関しても比較し解説します。

インスパイアに関してはこちら

インスパイアの参考例と共に、盗作との違いについても解説していきます。

盗作チェックリストシート

盗作になってしまうことを防ぐためにチェックすべき項目や注意点などを一覧化しました
ライトノベルなどの小説は勿論、漫画などでも活用可能です。

偶然の一致は基本あり得ないとはいえ、出来る範囲での対策は講じておきましょう。
また、純粋に既存作品と要素が被ったりしてしまうことも問題です。

ワード(docx)形式のファイルも用意してあります

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