もくじ
これまでのおさらい
ここは『Level:06 世界観設定を完成させる』です。
前回は世界観を作る上での注意点を学びました。
はてさて、世界観の作り方に関する記事もこれで最後です。
この記事では以前の世界観設定テンプレートシートを活用します。
これまでのことを踏まえつつ、世界観設定を完成させましょう。
また、まとめ記事に沿って順序立てて世界観の作り方を解説していますので、
まだ見ていない方は以下のまとめ記事を先に読むことをおすすめします。
世界観設定を完成させる
以前の世界観設定テンプレートシートを用います。
前の時はただ思い付いたものを書き込んでいくだけでしたが、
次はいくつかの点について留意しながら書いていく必要があります。
また、世界観設定テンプレートシートは記事下部に置いてあります。
① ストーリーで使わない項目は書かない
極端な事を言えば、大まかな概要と舞台、問題や障害の3つの項目だけでも構いません。
例えば現代もので恋愛がメインの話の場合はパワーバランスとか文明レベルとか設定する意味がありませんし、考える必要もありません。
ストーリーに全く関係のない設定は無駄なので考えたり作ったりしないようにしましょう。
② 必要な項目を追加する
あくまでも世界観設定テンプレートシートは定型的に作成したものなので、
数多ある作品それぞれにベストマッチするとは限りません。
必要に応じて自由に項目を増やしてください。
また、例えば用語が多すぎる場合は以下のような感じで細分化して項目を増やしたりしても構いません。
③ 重要なのは世界観設定よりもストーリー
ここまで解説しておいて何ですが、
結局のところ設定とはストーリーを引き立てる脇役でしかありません。
設定を作り込もうとするよりもストーリーを考えた方が懸命です。
本来は設定なんて二の次で、ストーリーを考えたついでに生まれてくるものです。
勿論、設定ありきで作る場合もあります。
ですがそういった作品は独りよがりになったり、自己満足な作品になってしまいやすい傾向にあります。
私も特に初期の作品はそうでした。
大半の読者は設定ではなくストーリーを目的に読んでいます。
設定も大事なのは大事なんですが、気にしすぎて本末転倒にならないようにしましょう。
④ やり方は千差万別
そもそも、私はわざわざこのようなシートは作成しません。
重要な世界観設定はメモするなりストーリーに取り入れるなり、プロットに書き込むなり、
その場その場で何らかの形で対応しています。
書き慣れている私はそれで問題ありません。
これまでの記事やシートは誰でも手軽に世界観を作れるようにと思って作成したものです。
人それぞれですし、慣れている人は既に書き方を確立していると思うので、参考程度に思案してください。
要するに、「必ず当サイト通りにやればいいというわけではない」ということです。
各人、自分にあった方法を見つけてください。
当サイト通りにシートを作るのはもちろん歓迎ですし、
参考程度に留めてメモやプロットを書くのも大いに歓迎です。
世界観設定テンプレートシートはこちら
以前の記事で配布したものと同一となります。
ワード(docx)形式のファイルです。
詳しくは以下の記事を参照してください。
下記ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。
まとめ
お疲れさまでした。
世界観の作り方に関してはこれで終わりです。
引き続き、次は世界観の書き方について以下で詳しく解説していきます。
興味のある方は参照してください。